【堤防釣り】根魚のオススメの釣り方を徹底解説!
目次
堤防釣りの人気ターゲット!根魚を釣ってみよう!
堤防釣りの定番ターゲットといえばアジやサバなどの小型回遊魚、砂地で狙えるキスがあげられますが、そのなかでも人気の高いターゲットが「根魚(ねざかな)」です!
根魚は読んで字のごとく、海底の根周り(岩や海藻の隙間)を棲み処としている魚ですが、食性が強く、虫エサや甲殻類、小魚などを積極的に捕食します。そのため誰でもかんたんに釣ることができ、初心者にもオススメのターゲットなわけです。

この記事では堤防釣りで実践したい、根魚のオススメの釣り方を徹底解説します。
堤防釣りで釣れる代表的な根魚たち
根魚の定番といえば「カサゴ」
堤防釣りで釣れる根魚のなかで最もポピュラーで狙いやすいのがカサゴです。地域によってはガシラやアラカブなどとも呼ばれます。海底の根周りや岸壁に生息し、甲殻類や虫などのエサを捕食します。煮付けや唐揚げ、味噌汁など食べても美味しい魚です。

低水温でも釣りやすい!?「メバル」
続いて紹介する魚はメバルです。晩秋~春がシーズンで、低水温期でも狙いやすい魚です。大きな目が特徴的で夜行性とも言われています。堤防の藻場や岸壁に生息して、エビや虫エサなどを捕食します。煮付けや唐揚げなどで食べられる美味しい魚です。

釣れたらラッキー⁉ 高級魚「キジハタ」
続いては高級魚としても知られているキジハタ(アコウ)です。堤防の敷石や岩礁帯に生息する魚で、甲殻類や小魚を捕食します。個体によっては40cmを超すような大型魚に育つこともあります。煮付けや唐揚げ、刺身などで食べられる美味しい魚です。

綺麗な魚体が美しい!「アカハタ」
続いて紹介する魚はアカハタです。アカハタは鮮やかな赤色の魚体が特徴的です。堤防の敷石や岩礁帯に生息する魚で、甲殻類や小魚を捕食します。煮付けや酒蒸し、刺身、ムニエルなどで食べられる美味しい魚です。

強烈な引きで楽しませてくれる!「オオモンハタ」
続いて紹介する魚は強烈な引きで楽しませてくれるオオモンハタです。オオモンハタはあずき色の斑点が特徴的な魚で、堤防周りの岩礁帯や砂地が絡むエリアに生息しています。遊泳力が強く、エサを捕食するために広範囲を移動します。唐揚げや煮付け、鍋物などで食べられる美味しい魚です。

根魚狙いに適した釣り場とは?
根魚は海底の障害物や岸壁の隙間、地形の変化などを好みます。堤防から根魚を狙う場合は、海底に敷石や障害物が入っていたり、岩礁帯やテトラポッドが絡むような釣り場を選ぶようにしましょう。


※足元の高い堤防やテトラポッド、岩場での釣行は危険も伴います。ライフジャケットやスパイクシューズなどを着用のうえ楽しみましょう。また、立入禁止エリアでの釣行はしないようにしましょう。
オススメの釣り方を紹介!
根魚釣りの定番「胴突釣り」

胴突釣りは堤防からの根魚狙いでは定番の釣り方です。胴突仕掛の下部にオモリを付け、海底を突くようにして魚を誘います。また少しキャストしてズル引きしてみるのも良いでしょう。
エサにはイシゴカイやアオイソメなどの虫エサや魚の切り身などを使います。鈎やオモリの号数は釣り場や魚のサイズに合わせて使い分けてみましょう。
根魚が好みそうなポイントをダイレクトに探ることができるのでアタリも分かりやすく、初心者にもオススメの釣り方です。
エサ | イシゴカイ・アオイソメ・エビ・魚の切り身など |
釣り方 | ・足元に仕掛を落として海底をコツコツと突くように仕掛を上下させる ・少しキャストして仕掛をズル引き など |
狙える根魚 | カサゴ、メバル、キジハタ、アイナメ など |
オススメの胴付仕掛
小さな隙間や穴釣りに最適!「ブラクリ」

ブラクリも堤防からの根魚狙いで定番の釣り方です。ブラクリはオモリに鈎が付いただけのシンプルな仕掛で、テトラポッドの隙間や堤防の割れ目など小さなポイントを攻めることが可能です。ブラクリを落とし込んでいき、竿を使って誘うだけなのでこちらも初心者にオススメの釣り方です。エサには虫エサや魚の切り身を使いましょう。
エサ | イシゴカイ・アオイソメ・魚、イカの切り身など |
釣り方 | ・テトラポッドや割れ目の隙間に落とし込んでいき、ブラクリが着底したら少し巻きあげて誘う |
狙える根魚 | カサゴ、アイナメ など |
オススメのブラクリ
大型の根魚狙いにオススメ!「泳がせ釣り」

堤防から釣れる根魚のなかにはキジハタやアカハタ、オオモンハタといった小魚を捕食する魚もいます。そういった魚たちを狙う場合に有効な釣り方が泳がせ釣りです。アジやイワシといった活きエサを鈎に付けて狙いのポイントに入れておくだけで根魚が釣れます。小魚を捕食する根魚はサイズも良いので大型の根魚狙いにもオススメの釣り方です。
エサ | アジ、イワシ、小サバ など |
釣り方 | ・活きエサを鈎に付けたらポイントに投入して泳がせる ・活きエサが鈎についているか(生きているか)をチェックしながらアタリを待つ |
狙える根魚 | カサゴ、キジハタ、アカハタ、オオモンハタ など |
オススメの泳がせ仕掛
ルアー感覚で広範囲に探れる!「エサルアー」

堤防釣りのなかでも注目されている釣り方が、エサ釣りとルアーフィッシングの要素を掛け合わせた「エサルアー」というジャンルです。エサの集魚効果で魚を寄せて、ルアーのアピール力で喰わせる釣り方ですが、胴突釣りやブラクリでは届かない広範囲をサクサク探ることができます。エサには虫エサや魚、イカの切り身などを使います。ルアー感覚で手軽に根魚を釣りたい人にオススメの釣り方です。
エサ | 虫エサや魚、イカの切り身 |
釣り方 | ・エサ専用ルアーにエサを付けてポイントにキャスティング ・着底後はタダ巻きやリフト&フォールなどロッドアクションで誘う |
狙える根魚 | カサゴ、キジハタ、アカハタ、オオモンハタ など |
オススメのエサ専用ルアー
根魚が釣りやすいシーズンは?
根魚釣りはオールシーズン楽しめるのですが、種類によって釣りやすい時期が異なります。その点も踏まえて根魚釣りを楽しんでみましょう。
ハタ類は夏から秋にかけてが狙い目
根魚のなかでもキジハタ、アカハタ、オオモンハタといったハタ類は夏から秋にかけて、海水温が上がる時期が狙い目です。この時期に接岸してくることが多いので堤防からも釣りやすくなります。
カサゴやメバルは冬から春にかけてがハイシーズン
カサゴやメバルなどは年中狙うことができる魚ですが、接岸してくる冬から春にかけてがハイシーズンとなります。とくにメバルは低水温を好む魚なので冬の寒い時期でも釣ることができます。釣れる魚が少なくなる時期でもこれらの根魚は釣ることが可能です。
堤防からの根魚釣りにチャレンジしよう!
今回は即実践できる堤防からの根魚の釣り方を紹介しました。
根魚は積極的にエサを捕食する初心者でもかんたんに釣りやすい魚で、サイズに関係なくパワフルな引きで楽しませてくれます。また、仕掛や釣り方の選択肢が多い点も魅力の一つでしょう。ぜひこの記事を参考に堤防からの根魚釣りを楽しんでみてください。