【保存版】大物を釣りたい人必見!船から楽しむ「落し込み釣り」の釣り方を徹底解説!
目次
大型魚が連発!「落し込み釣り」とは?
大物狙いの釣り方として知られる「落し込み釣り」。地域によっては「タテ釣り」や「喰わせサビキ」などとも呼ばれ、大型の青物やマダイ、ヒラメや根魚などの高級魚まで様々な魚を狙うことができる船釣りの一種です。
落し込み釣りではベイト(魚のエサとなる小魚)と大型魚の「食べる・食べられる」の関係性、「食物連鎖」の原理を利用してターゲットを狙います。
シンプルな仕掛、同じタックルのままで一連の流れを行う、シンプルかつダイナミックな釣り方なのです。
落し込み釣りで釣れる魚
落し込み釣りでは大型魚や高級魚をはじめとする、様々な魚を狙うことができます。
青物(ブリ、ヒラマサ、カンパチ、サワラ、カツオなど)
青物は強烈な引きで楽しませてくれる落し込み釣りの人気ターゲットであり、”フィッシュイーター”の代表格。ベイトをしっかりと食べた魚は脂乗りも良く、お刺身やお寿司、焼き物がオススメ。
根魚(アコウ、オオモンハタ、クエなど)
岩礁域での落し込み釣りでは岩場を好んで生息する根魚が狙えます。パワーと重量感があり、パワフルなファイトを楽しむことができます。特にアコウ、オオモンハタやクエは高級魚とも称され、お刺身や焼き物、煮つけが絶品。
ヒラメ
サーフからのルアーフィッシングや泳がせ釣りで狙える魚ですが、落し込み釣りでも人気の高いターゲットです。お刺身やお寿司、焼き物などで楽しむことができる高級魚。
マダイ
魚食性のあるマダイは落し込み釣りのターゲットになります。ベイトを捕食するマダイは遊泳力に優れ、力強い引きが特徴です。落し込み釣りでは90センチ近くの大型マダイを狙うことも可能です。こちらもお刺身やお寿司、焼き物がオススメ。
落し込み釣りのタックル
落し込み釣りを楽しむうえでは、タックルのセレクトも重要なポイントとなります。
落し込み釣り専用ロッド
落し込み釣りで使用するロッドにはベイトを掛けること、大型魚を釣り上げることの2つの役割があります。
ベイトの喰い込みが良く、掛かったことが分かる感度のあるロッドを選んでみましょう。
また、大型の魚が掛かってもやり取りで負けないことが大切です。特に強烈な引きが特徴のヒラマサや、掛けてから岩場や根に潜る根魚にも対応するパワーや耐久性が求められます。
電動リール
落し込み釣りでは、仕掛の投入・回収を頻繫に行います。また強烈な引きを持つ大型魚とのやり取りもあるので、電動リールであれば手返し良く釣りを展開することが出来ます。
落し込みサビキ
落し込み釣りでは幹糸にハリスと鈎が付いたサビキ仕掛を使用します。専用仕掛にはベイト掛かりの良さと強い引きにも耐える強度の2つの役割を持たせています。
落し込み釣りはベイトが付かなければ成り立ちません。まずは掛けることが最優先になります。
また、ベイトが掛かり、本命の魚が喰ってきたとしても鈎が曲がったり折れたりせず、しっかりと釣り上げられることが大切です。
オモリ
海域(水深や潮の流れ)によって使用する号数は異なります。号数が分からない時は、事前に船長に聞いておくと安心です。根掛かりによるロストも考慮して多めに用意しておきましょう。
仕掛選びに迷ったら?オススメの仕掛を紹介
その日の状況に合わせて仕掛を使い分けることも必要になるので、数種類の仕掛を用意しておくと良いでしょう。
落し込み釣りの定番「強靭イサキ鈎」
強靭イサキ鈎は鈎掛かり、強度ともにバランスの取れた鈎で、強度を持たせるために線径を太軸化。胴打加工により鈎そのもののフラッシングでベイトの食性を刺激します。
ベイト掛かり抜群「キツネ太地胴打」
キツネ鈎はフトコロが狭く、吸い込みやすい形状からベイトの掛かりが抜群です。胴打加工+ホロフラッシュの機能を追加し、太すぎず・細すぎずの線径に設定した「エサ付最優先」を実現させます。
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落し込み釣りの基本的な釣り方
さて、ここからは落し込み釣りの基本的な釣り方を解説していきます。
①指示されたタナまで仕掛を投入する
船長が「水深○mから○m」と指示をしたら仕掛を投入します。まずはベイトを鈎に掛けましょう。
ブルブルと震えるようなアタリがあればベイトが付いた証拠です。
ベイトが付かない場合はもう一度指示されたタナ(上側)まで巻き上げ、もう一度落し直します。
②ベイトが付いたらさらに下層へ落し込んでいく
ベイトが鈎に付いたらいよいよ本命を狙います。
狙うターゲットによって異なりますが、基本的には海底まで仕掛を落し込んでいきます。海底に仕掛が着いたら、3m~5mほど仕掛を浮かせ、アタリを待ちます。岩礁域や潮が速いエリアでは根掛かりしないように注意しましょう。
③ヒット~魚とのやり取り
ヒットする前には竿先が強く震えたり、不規則に震えるなど魚からの反応があります。これは本命の魚が近くにいるサインです。この時に慌てて合わせてしまうと鈎に掛かりません。
竿が強く引き込まれたら本アタリです。竿をしっかりと立て、合わせを入れたらやり取りを開始します。
落し込み釣りにチャレンジしてみよう
前述の通り、落し込み釣りは「食物連鎖」を利用したダイナミックな釣り方です。ベイトが鈎に掛かってから本アタリがあるまでの緊張感や、大型魚とのスリリングなやり取りは他の釣りでは味わえないでしょう。また、落し込み釣りでは大型魚だけではなく、高級魚とされる魚を簡単に釣ることができるのも魅力的な部分です。
皆さんも落し込み釣りにチャレンジして様々な種類の大物を狙ってみませんか?